こちら船橋 実習生【遠航(上陸)編】
【No. 38 |更新日: 2025-12-13 20:30:00】
【タグ】: 航訓, 帆船, 遠洋航海
こちら船橋 実習生【遠航(上陸)編】
皆さんお久しぶりです。もう12月ですね。
前回の更新(6月)から実に半年も経過するという怠惰の極み。これはよくない。恥ずかしいことだと思ってください。(某士官並コメント)。
先日は、名古屋港にて一つ下の後輩たちが日本丸 一般公開をしていました。
そんな彼らも、もうすぐ年末年始の一時下船ということで、このブログの閲覧者にその属性の方がいるのかわかりませんが、参考となるよう色々書いていきたいと思います。
同期の方に於かれましては、皆さんの経験などをここぞとばかりにコメント欄へ書きおいてもらえると嬉しいです。(かしこみかしこみ)

シンガポールはCruise Centre
↑イギリス英語圏なのでイギリスの綴り
船内で昼食をとり、午後から総員上陸。(白制服上陸)
総員上陸前には恒例行事である「貴重品返却(航海中預けていた財布等を受け取る)」を挙行するが、船内で両替を頼んでいる場合は、このタイミングで受け取りました。
また、船で斡旋されるお土産品を購入すると、代金はこのタイミングで徴収されました。
(必ず毎回このタイミングではなく、その時の事務長の判断によると思われる)
陸の換金所の方がレートが良いことが多いので、現地で両替しようとしている人が多く、その場合は別の実習生に立替えて貰っていました。
船で注文したお土産品の分だけは、両替を申し込んで置いたほうが良いかも知れないと感じました。
無事に貴重品を受け取り上陸。
岸壁から橋を渡り、ゲートへ。
すでに一度認証してあるので、改札にパスポートを挿して顔認証をするだけで入国ができました。便利!
ついでに、入国スタンプが欲しかったので改札後の係員に「Excuse me. Can I have a stamp on my passport?」と尋ねてみましたが…
『In Singapore, no stamp.』とのこと。
どうやら、シンガポールではデジタル化が進んでおり、入国スタンプなるものが廃止されている模様。
パスポートをスタンプラリーの一種と考えている私にとって、人生初の海外の証を手に入れられずとても悔しかったですが、その場で落ち込んでいては不審者として追加尋問を受けかねないため、そそくさと入管をあとしました。

ターミナルの電光掲示板。
ターミナルには色々なテナントが入っています。
両替商、セブンイレブン、SIMカード屋、お土産屋、マクドナルド屋、吉野家などなど…さすが旅客ターミナル。
最上階はドン・キホーテの現地版、「ドンドンドンキ」もあり、Free-WiFiも。
これなら最悪 遠出しなくてもよいと安心しました。
ここで私はまずSIMカードを購入しました。
できることならe SIMが良かったが、Physical SIM(物理SIM)しか取り扱っておらず、こちらを購入。
100GBのもので12S$。

店員さんに携帯を渡すとアクティベート(有効化)までして貰えますが、このとき携帯の言語設定を英語にしておくことを強く推奨します。
日本語のままだった つり太郎実習生は、途中までしか設定されておらず、その後のバスで必死で開通作業をしていました。
ついでに両替商に行き、5,000円を43S$にしました。
船内で両替すると、42S$だったのですこしばかりこちらの方がレートがよかったです。
同じターミナル内だけでも数ヶ所の両替商が存在するが、それぞれレートが少しずつ違うので、トラブル防止の為にも頼む前に必ずレートを確認しましょう。
その後は、同じ部屋の友人Kと つり太郎と共にマーライオンを見に向かいました。
Cruise Centreからマーライオンへはバスが便利です。
"Harbourfront Stn exit A"停留所からバスに乗り、"The Sail"停留所へ。
マーライオン像へは、そこから徒歩で10分です。

たくさんの観光客で賑わっており、列こそないもののある程度の秩序はあり雰囲気で順番待ちをしていました。
マーライオンはシンガポールのガッカリ観光スポットとして有名らしいが、最初に見に行ったこともあってか十分楽しかったです。
マーライオン像の近くにはモスバーガー。
ここにも進出しているのか…。
その次は、つり太郎のリクエストでビクトリア・メモリアル・ホールの前にある「ラッフルズ像」へ。

ラッフルズ卿は英国の植民地行政官で、シンガポールに貿易基地を設立し、自由港宣言を行ったことで有名です。
イギリスによる植民地化が始まってすぐのころは、シンガポールの人々は漁民として生活するのがほとんどでした。ラッフルズ卿がいち早く貿易の重要性に気づき行動したことで、現在のシンガポール港はハブ港として重要な地位にいるのです。

他にも、街中を歩いていると「人肉骨茶」の店がありました。

きっとこの看板の人たちが本日の材料なんでしょう。次の材料はあなたかも知れない...。
注)人肉骨茶:バクテーとは、豚のスペアリブをニンニクや漢方スパイス、中国醤油で長時間煮込んで作った薬膳スープ料理のことです。人肉は入っていません。(たぶん)
それはそうと、2カ所を回り、お腹が空いたところで晩ご飯。
一応喫食調査が行われるので、希望すれば船でとることも可能です。
人肉も気になるところですが、「航海中に食べられなかったジャンクフードが食べたい!」ということで、バーガーキングへ。

どこでも変わらない味。おいしかった。
ところで、この手のシンガポールの店では使用後の席は片づけることが法律で定められています。
それにならって、退店時にトレーを片付けようとしたが、店員の方にそのままにしておいてよいと言ってもらったため、お礼だけして店を後にしました。
これが制服特権かと感じた瞬間でした。

あとはその辺をふらふら歩いていると、ダイソーを見つけました。
日本だと100円均一ですが、シンガポールでは2.18S$均一(約250円)でした。
部署作業で必要な呼子笛をなくしたのでここで購入。
場所がわからなかったので、店員さんに「I am looking for a whistle.」と伝えましたが、whistleの発音が悪くて全く違うものを案内されました。
写真を見せたら一発だった。
ということで1日目の上陸は無事終了。
この日の日中はバスツアー。
奇数班と偶数班で午前・午後に分かれ、タグボートやパイロット(水先人)業務を行っている現地の会社を訪問しました。
と行きたいところですが、8時から11時まで課題研究でした。
折角シンガポールまで来てるのに、船内で自習かぁ……と正直もどかしかった。
しかし、士官もバス見学について行く役と、船で学生を見ておく役とあることから人手がカツカツで、上陸でもさせたら混乱を引き起こすことは冷静に考えればそうだった。
ということで、ようやく午後からバスツアー。

なんか見たことのないメーカー(恐らく中国製)の観光バスに乗り込み、見学先へ…
バスの運転手さん裸足やんけ(困惑)
現地に着くと、会議室の様なところに案内され、見学の注意事項と、見学する施設の概要を教えてもらいました。
説明は もちろん全て英語!
断片的にしかわかりませんでしたが、メモを片手に理解できた単語を書き取っていき、周囲の友達と「たぶんこんなことを言ってるのだろう。知らんけど」という感じで理解していきます。
「許可のない写真撮影は禁止だ」ということと、「弊社のトイレから観る港の景色は素敵だから是非写真を撮ってくれ」という話をしていました。が、脳内補完で「トイレで写真を撮るな」と言っているのだと勘違いし、当たり前だろと思ったりしてました。
勝手な意訳は危険。

↑トイレからの眺め(シンガポールのコンテナバースが見られる)
この様に、なんだか理解できているのかできていないのか、あやふやな状況ですが、スタッフの方の「OK?」という問いに「OK!!!」と元気に答えて見学開始です。
最初に無線室(?)を見学しました。ここではパイロットを要請する船舶とVHF無線電話でやりとりをし、パイロットの乗下船場所の指示、到着予定時刻の把握、パイロットラダーの高さを指定したりといった業務を行っています。
シンガポールパイロットは一人一台タブレットを持っていて、この端末で本部とやり取りしたり、他船のパイロットとやり取りしています。
日本のパイロットはというと、専用のトランシーバで本部や他船のパイロットとやり取りしているので、大きな違いといえます。
次に、タグボート着き場を見ました。
いっぱい泊まっています。
最後に社内菜園を見学しました。
シンガポールは土地が少ないので、屋上を少しでも活用して食べられるものを育てているようです。
港湾施設見学が終われば、一度帰船ののち散歩上陸です。
2日目の今日はチャイナタウンを見に行こうということで、昨日同様に釣り太郎、Kくんの3人で向かいました。
チャイナタウンへは、HarbourFront駅からMRTのNorth East Lineに乗り2駅目のChinatown駅で降ります。わかりやすい。
これがチャイナタウン。この時期は中国の正月「春節」前だったので、街中の至るところに正月の装飾がされていました。

鳥。くちばしが黄色でかわいい。

中国人街の屋台で晩御飯にそれっぽいものを食べました。
先に行ったバーガーキングはパネルで注文する方式だったので、初の口頭での注文。
商品名が伝わらなかったらどうしよう...とか思いましたが、親切なことに番号が振ってあったので店の前にいた人に「I'd like to No.〇」と伝えました。
あれ、なぜか伝わらない。気まずい雰囲気。。。すると料理をしていた大将から「その人はお客さんだよ」と。どーりで。
屋台の周りにはお客さんだけでなく、井戸端会議をしている人たちも多く。屋台の人もただの私服なので見分けが難しかったです。
これはFried oysterというもので。牡蠣と片栗粉らしきものと卵を炒ったようなものでした。

また、帰りがてらHarbor Frontにあるpivo townというショッピングセンターに立ち寄り、スーパーマーケット、もといハイパーマーケットに寄ってきました。

やはり店内はお正月仕様で、スプライト、コカ・コーラ、ルートビアの詰め合わせが売っていたり

日本の鍋のもと

日本のアイス

日本のビールが売られていました。
まだ二日目だったのと、馬鹿みたいにレジが混んでいたので買い物は諦めて船に向かいました。
さすがに晩御飯がフライドオイスターでは足りなかったので、Harbor Front Centreにあった吉野家で牛めしを買いました。
船の中で食べようと思い、出国ゲートをくぐりましたが、肉製品の持ち出しということで止められかけました。
結果、肉製品をシンガポールに持ち込むことはアウトだけど、持ち出すことは問題ないということで無事に牛めしちゃんを持って帰ることができました。
日本の味。うまし。

この日は朝からリトルインディアというインド人街を見物に行きました。
つり太郎君も誘いましたが、釣り堀にいったのでK君との二人行動です。
リトルインディアへは、Harbor Front駅からMRTの北東線(NE line)に乗り、5駅目のLittele India駅で降ります。
K君はインドに行ったことがあるらしく、リトルインディアを「きれいなインド」と表現していました。本場はあまり衛生環境がよろしくないらしい。

また現地では信号を守る人などいないため、信号を守る人々を見て「さすがシンガポールは違う」と関心を...と言ってる傍から赤信号を行くインド人。平常運転です。
インドといったら仏教。ということで、寺にきました。

境内は土足厳禁。
靴を脱がずに入ろうとしてしまったら、「Hello, sir. Please take off your shoes.」と、入口にいる土足警察に注意され脱ぎました。
靴盗まれたらどうすんねんと思いつつ、「郷に入っては郷に従え」ということで靴下で上がりました。
下駄箱に靴を入れている際に気づきましたが、他の観光客には「Hey you‼ remove your shoes.」とか言ってたので、やはりここでも制服の力を感じました。
別の場所にあったモスクも見学

ここも入口で靴を脱ぎました。
聖職者らしい人が丁寧にいろいろ説明してくださったのが印象的でした。
これは制服だからとかではなく、ただの観光客の人にも同じ対応だったのでなんだか感心してしましました。
一緒にいた海外旅行経験豊富なK君いわく「寄付を執拗に求めてこないところが民度高い」といっていて、なるほどと思いました。
お昼ご飯のためにホーカーへ。
ホーカーとは、現地の屋台のことなのですが、目指しているときはホーカーという施設があると勘違いしていました。
確かにホーカーセンターという最大の屋台村も存在していますが、ホーカーはシンガポールのいろいろなところにあります。
そうとも知らず「ここがホーカーか?」『いやあっちかも知れない』というやり取りをしていた私たち。
「よくわからないけどここでいいか!」と昼飯を取り始めたときに、ホーカーが屋台の総称だとやっと勘づきました。遅い。

ビリヤーニ。お肉はチキンとマトンから選べたので、マトンにしました。日本の中華料理屋でもよく出るようなエビせんべい付き。
お米は細長く多少モゴモゴしてましたが、結構おいしかったです。

ついでにココナッツが売ってたので試しに飲んでみましたが、これはあまりおいしくなかったです。
とても薄いヨーグルト風味の水みたいです。

ついでに市場のようなところもみました。
Kくんがインド人ぽい服を求めていたので、一緒に探していました。が、どれもペラペラなものばかりで、引っ掛けたら破れてしまいそうでした。

すこし立ち止まっているだけで営業をかけられます。困ったら「I'll come back later.(またあとできます)」と言って逃げましょう。
次に、お土産をみるためにOrchardへきました。
Orchardには、百貨店があります。

伊勢丹

高島屋
ここに来たらお土産はなんでも揃う、そう思っていました。
しかし店内にあったのは

ROYCE(北海道の有名な生チョコレート屋)

千疋屋総本店(東京の有名な果物屋)

スシロー(日本の有名なお寿司屋)

日本産のメロンやトマト
...どれも日本のものばかりじゃないか
百貨店の外でも...

サイゼリア(ミラノ風ドリアは4.9S$≒600円)

Ninja Foodyとかいう日本製か怪レい調理器具

象印の炊飯機

じゃがぽっくる(北海道土産で有名)

東京バナナ(なぜか冷蔵)

長崎県産のいちご

カルピス
ところで、カルピスをよく見ると「NURTI-GRADE」のラベルが貼ってありますね。
このラベルは、シンガポール特有の糖尿病対策で、飲料に含まれる砂糖、飽和脂肪酸含有量を示したものです。
Aがもっとも少なく、一番多いDになると街中での広告が禁止になります。
コカ・コーラは人工甘味料のものしか売っておらず、街中にも広告を張っています。
ちなみに今後は飲み物だけでなく、塩やソースなど調味料であったり、インスタント麺、食用油にも表示が義務付けられていくらしいです。
よっぽど健康問題が深刻なのでしょう。

とりあえず、TWG(シンガポールの有名な紅茶屋)で紅茶を買い、次へ。
K君オススメのジョリビーへ行きました。

ジョリビー(Jollibee)とは、フィリピン最大の国民的ファストフード店で、ハンバーガーやフライドチキン、スパゲッティなどが売っています。
アジア各国で人気ですが、日本にはまだ店がありません。

私が頼んだホットドックとマンゴーピーチパイ。
本当はバーガーとかスパゲッティとか頼みたかったけど、ビリヤニでまだお腹いっぱいだった。
友人とはここらで解散して、私は航空博物館へ向かいました。
友人が向かった地点については深く言及しませんが、これが何かは恐らくそのうちわかることでしょう。
私が唯一知っているのは「ミルダケ、タダ」ということだけです。
つく頃には既に閉館時間であることはわかっていましたが、やけくそです。
現地の軍用機を一目みてみたいのが航空ファンというものです。
ということで、徒歩でどれだけ歩いたかわかりませんが航空博物館。

ゲートガード機としてE-2が飾られています。次来るときは入館したい。

近くには、Singapore Civil Defence ForceのHQ(本部)がありました。
軍というより会社っぽい。
この建物の奥の方に滑走路があるみたいで、F-15戦闘機などが飛んでいましたが、下手に白制服を着て軍用機撮影などすればスパイとして極刑に処されそうなので、自粛しました。
さすがに帰りはバスに乗りましたが、ちょうど帰宅時間と重なったらしく、シンガポール軍の作業服を着た人と一緒にバスを待つのは気まづかったです。

↑バス停に飾られていたシンガポール軍の広告
いろいろ歩き回ってつかれたけど満足の一日でした。
一日中上陸できたのはこの日だけです。
ちなみに、帰りはTai seng(大成:CC11)からMRTに乗ったのですが、いつもの北東線(NE line)に乗り換えすればいいものを、マリーナベイ方向にそのまま環状線を海岸線に沿って乗ってしまいました。
帰船時間が危うくビビりました。
みんなは気を付けよう。
朝からさっさと上陸したいところでしたが、食料の積み込みが何時から始まるかわからないことがあり、朝から自習でした。
せっかくの最終日なのにーーーーーー
食料の積み込みはいつも通り、千鳥になってバケツリレーで運んでいきます。
(片側だけでなく両側に人を配置することで、一人一人の可動域を180度→90度にすることができる。)
復路の食料になにを積み込んでいるのかわかるわけですが、普段食べるような人参、ジャガイモ、ブロッコリーなどといった野菜のほか、現地の果物や、ジュースを積み込みました。
これら現地の果物とジュースには後々苦しめられることになりますが、それはのちのお話...
さてラスト上陸は、まだ食べられていなかったシンガポール名物「海南鶏飯(ハイナンケイハン)」を食べにいきました。

ニンニクで味付けされたご飯の上に、ぷりぷりの鶏肉と醤油ベースのソースがかけられています。
おいしかった。
味変用に辛いソースもあり、こちらも美味でした。
付け合わせの野菜は食べ手の技術が試されます。
帰国後に知りましたが、カ〇ディーに行くと、海南鶏飯のもとが売っていて、再現度・味ともに良かったので気になる人は試してみてください。
もう一軒、こちらもシンガポールで有名なパンダンカヤトーストです。

カヤジャムという、ココナッツからできたジャムが塗られたトーストで、パンはサクサクです。
セットで注文したら、謎のどす黒い色のソースに浸かった半熟卵も付きましたが、のせて食べるのが正解なのかよくわかりませんでした。
色のわりに辛いこともなかった。謎。
カヤジャムはおいしかったから、カル〇ィーで買って家で作りたい。
他も最後なのであまり遠出はせず、例のpivo townにあるハイパーマーケットや、ドンドンドンキで買い物をしました。
写真が残っていないので。なにを買ったかあまり覚えていませんが、母から注文されていたドリアンチップも入手...
あとでよくみたらドライフルーツだった。
最後に、Harbor Front Centre内にあるマクドナルド屋で春節バーガーを買いました。

↑絶望的に写真が下手。
普段のバーガーとは違い、楕円形のバンズに楕円形のハンバーグと目玉焼きなどが入っています。
照り焼き風のソースがおいしかったです。また食べたい。
これで、楽しかったシンガポール上陸も終わりです。
明日はいよいよ出港。実習もラストスパート。
記事を書いていていろいろ思い出しました。シンガポールまた行きたいなあ。。
――――――――
NAVYと間違えられる
白制服で歩いていると、道行く人から声をかけられます。
道案内を頼まれたり、たまに日本人から話しかけられることもありますが、一番多いのは「Are you NAVY?(お前は海軍か?)」です。
もちろん僕たちは商船の士官候補生であり違うため、「No, I am merchant ship's cadet.」と答えるわけですが、あまりにも聞かれる回数が多いのと、Merchant ship(商船)というのがイマイチ伝わりづらく、最終的には「Yes! I am NAVY!!」と答えていました。(本職の方、すみません...)
ノリと勢いに一定の評判のあるT高専のS君は、マーライオン公園にいると黒人の観光客から急に謎の号令をかけられたらしいです。
敬礼をされたので、答礼するとニコニコして去っていったらしいです。
文面だけ聞くと謎が多すぎて、その場に居合わせたかった...。
――――――――
M実習生 ミルダケ、タダでぼったくられた
例の「ミルダケ、タダ」のお店でミルダケに留まらなかったM実習生(一応言っておくが森永のMではないし、つり太郎の本名のMでもない)は、遊び終わったあとに、基本料50S$のところお小遣いが欲しいとせがまれ、追加で30S$払ってしまったらしい。
本人曰く「払わなければいけないものだと思って払ったが、どうやら騙されたようだ」と言っていたが、自身の英語力を磨いてもらう他ならない。
M実習生に関しては、その腹いせにもう一軒いったらしいが、そこでもぼったくられかけたらしい。
そこでは「I am student」といって金がないことを暗にアピールして切り抜けたらしいが、彼はなぜ騙しにかかられるのか。
その原因を探るべく我々はアマゾンの奥地に向かった。(続く...わけがない)
――――――――
得体のしれないジュース(ピンクと紫の中間)
T高専のS君が飲んだという得体のしれないジュース。
なにこれ?と思いつつも、わからんけど頼んだら屋台の店主に「You have a sense!」と褒められ、ココナツミルクをトッピングしてもらった。
ピンクと紫の中間みたいな色で、得体が知れず...
美味かったけど結局なんだったのかジュースの正体を知りたい。
ちなみに写真はないそうです。(撮っておけよ)
情報をお持ちの方はコメント欄まで。
この日シンガポール北部のD'sbest Fishingという釣り堀に行った。
グルーパ(ハタ)、スナッパー(タイ)、マナガツオみたいな魚がルアー、餌釣りの両方でで釣ることができるという日本ではあまりないような形式で、ここで釣った魚は持ち帰ることができる釣り堀であった。
支払いが現金のみであったが、少し金が足りずこのことを話したら4ドルほど負けてもらった。
しかし、釣ることはできなかった。原因としては針にひねりがついておりよほどいいフッキングができない限りかけれないというふざけた針であった。この時フロントに行き、「この針は出来損ないだ、新しい針に変えてくれと」美味しんぼ風に言えばよかったと思った。
結果的にボウズであったが、得られたものは多く一つに海外のアングラー(釣り人)に釣りの話をできたということで最初「釣れましたか?」と聞きそこから世間話そして釣りの話をするという日本で使う流れを使って中華系のシンガポーラーに話すことができた。
そのため、76ドルの価値はあったといえます(この金があったらゲイランや釣具屋で釣り具が買えたが別に強がってはいない。)
1月23日(シンガポール停泊5日目、出航日)
この日シンガポールを出港した。この日昼食の片づけのために帽子を居室に取りに行った際パーサーからシンガポールの釣具屋でトローリングの仕掛けを買ったと自慢された。
このとき、昨日シンガポール国立博物館に行かず釣具屋行っとけばよかったと後悔した。
皆さんお久しぶりです。もう12月ですね。
前回の更新(6月)から実に半年も経過するという怠惰の極み。これはよくない。恥ずかしいことだと思ってください。(某士官並コメント)。
先日は、名古屋港にて一つ下の後輩たちが日本丸 一般公開をしていました。
そんな彼らも、もうすぐ年末年始の一時下船ということで、このブログの閲覧者にその属性の方がいるのかわかりませんが、参考となるよう色々書いていきたいと思います。
同期の方に於かれましては、皆さんの経験などをここぞとばかりにコメント欄へ書きおいてもらえると嬉しいです。(かしこみかしこみ)
〜もくじ〜
1/19 着岸&総員上陸
└行ったところ
├マーライオン
├ラッフルズ像
├バーガーキング
└ダイソー
1/20 港施設見学&総員上陸
└行ったところ
├PSA Singapore
├チャイナタウン
└pivo city(ショッピングモール)
1/21 総員上陸
└行ったところ
├リトルインディア
├現地のお寺
├モスク
└航空博物館
1/22 出航用意&散歩上陸
└行ったところ
├チャイナタウン(海南鶏飯)
└パンダンカヤ
その他の体験談
├Are you NAVY?
├M実習生、ボッタクリに遭う。
└謎のピンク色のジュース(S実習生談)
つり太郎日誌(シンガポール釣り堀編)
1/19 着岸&総員上陸
└行ったところ
├マーライオン
├ラッフルズ像
├バーガーキング
└ダイソー
1/20 港施設見学&総員上陸
└行ったところ
├PSA Singapore
├チャイナタウン
└pivo city(ショッピングモール)
1/21 総員上陸
└行ったところ
├リトルインディア
├現地のお寺
├モスク
└航空博物館
1/22 出航用意&散歩上陸
└行ったところ
├チャイナタウン(海南鶏飯)
└パンダンカヤ
その他の体験談
├Are you NAVY?
├M実習生、ボッタクリに遭う。
└謎のピンク色のジュース(S実習生談)
つり太郎日誌(シンガポール釣り堀編)
1/19 着岸&上陸

シンガポールはCruise Centre
↑イギリス英語圏なのでイギリスの綴り
船内で昼食をとり、午後から総員上陸。(白制服上陸)
総員上陸前には恒例行事である「貴重品返却(航海中預けていた財布等を受け取る)」を挙行するが、船内で両替を頼んでいる場合は、このタイミングで受け取りました。
また、船で斡旋されるお土産品を購入すると、代金はこのタイミングで徴収されました。
(必ず毎回このタイミングではなく、その時の事務長の判断によると思われる)
陸の換金所の方がレートが良いことが多いので、現地で両替しようとしている人が多く、その場合は別の実習生に立替えて貰っていました。
船で注文したお土産品の分だけは、両替を申し込んで置いたほうが良いかも知れないと感じました。
無事に貴重品を受け取り上陸。
岸壁から橋を渡り、ゲートへ。
すでに一度認証してあるので、改札にパスポートを挿して顔認証をするだけで入国ができました。便利!
ついでに、入国スタンプが欲しかったので改札後の係員に「Excuse me. Can I have a stamp on my passport?」と尋ねてみましたが…
『In Singapore, no stamp.』とのこと。
どうやら、シンガポールではデジタル化が進んでおり、入国スタンプなるものが廃止されている模様。
パスポートをスタンプラリーの一種と考えている私にとって、人生初の海外の証を手に入れられずとても悔しかったですが、その場で落ち込んでいては不審者として追加尋問を受けかねないため、そそくさと入管をあとしました。

ターミナルの電光掲示板。
ターミナルには色々なテナントが入っています。
両替商、セブンイレブン、SIMカード屋、お土産屋、マクドナルド屋、吉野家などなど…さすが旅客ターミナル。
最上階はドン・キホーテの現地版、「ドンドンドンキ」もあり、Free-WiFiも。
これなら最悪 遠出しなくてもよいと安心しました。
ここで私はまずSIMカードを購入しました。
できることならe SIMが良かったが、Physical SIM(物理SIM)しか取り扱っておらず、こちらを購入。
100GBのもので12S$。

店員さんに携帯を渡すとアクティベート(有効化)までして貰えますが、このとき携帯の言語設定を英語にしておくことを強く推奨します。
日本語のままだった つり太郎実習生は、途中までしか設定されておらず、その後のバスで必死で開通作業をしていました。
ついでに両替商に行き、5,000円を43S$にしました。
船内で両替すると、42S$だったのですこしばかりこちらの方がレートがよかったです。
同じターミナル内だけでも数ヶ所の両替商が存在するが、それぞれレートが少しずつ違うので、トラブル防止の為にも頼む前に必ずレートを確認しましょう。
その後は、同じ部屋の友人Kと つり太郎と共にマーライオンを見に向かいました。
Cruise Centreからマーライオンへはバスが便利です。
"Harbourfront Stn exit A"停留所からバスに乗り、"The Sail"停留所へ。
マーライオン像へは、そこから徒歩で10分です。
COLUMN:
シンガポールで公共交通に乗るには、クレジットカードが便利でした。
VisaかMasterのタッチ決済機能付きクレジットカードを持っていくことをお勧めします。 現金でも乗れないことはないですが、手間取るのとカードを使うより高く設定されています。
EZ Linkカードという現地版Suicaもあります。
(EZはイージーと読む。コンビニで"イーゼットリンクカード"と言ってしまい伝わらなかったことがあった。恥ずかしい奴め。)
コンビニか駅構内の自販機で購入できます。
ほとんどのチャージ機がクレジットカード専用で、しかも使えるのはシンガポール国内で発行されたクレカのみという縛りがあり、使いにくかったです。(実体験)
銀行口座と紐付けることも出来るらしいですが、現地の口座など作ってられません。
ただ、様々なデザインがあって可愛いのでお土産用には良いかもしれません。
他にもツーリストパスという乗り放題チケットもありますが、2日券で24S$、1回の運賃は高くても3S$とかなので、9回以上乗れば元が取れます。
が、正直そんなに交通機関使わないと思います。
結論、クレジットカード払いが便利です。
以上。閉廷。解散。
記念撮影。シンガポールで公共交通に乗るには、クレジットカードが便利でした。
VisaかMasterのタッチ決済機能付きクレジットカードを持っていくことをお勧めします。 現金でも乗れないことはないですが、手間取るのとカードを使うより高く設定されています。
EZ Linkカードという現地版Suicaもあります。
(EZはイージーと読む。コンビニで"イーゼットリンクカード"と言ってしまい伝わらなかったことがあった。恥ずかしい奴め。)
コンビニか駅構内の自販機で購入できます。
ほとんどのチャージ機がクレジットカード専用で、しかも使えるのはシンガポール国内で発行されたクレカのみという縛りがあり、使いにくかったです。(実体験)
銀行口座と紐付けることも出来るらしいですが、現地の口座など作ってられません。
ただ、様々なデザインがあって可愛いのでお土産用には良いかもしれません。
他にもツーリストパスという乗り放題チケットもありますが、2日券で24S$、1回の運賃は高くても3S$とかなので、9回以上乗れば元が取れます。
が、正直そんなに交通機関使わないと思います。
結論、クレジットカード払いが便利です。
以上。閉廷。解散。

たくさんの観光客で賑わっており、列こそないもののある程度の秩序はあり雰囲気で順番待ちをしていました。
マーライオンはシンガポールのガッカリ観光スポットとして有名らしいが、最初に見に行ったこともあってか十分楽しかったです。
マーライオン像の近くにはモスバーガー。
ここにも進出しているのか…。
その次は、つり太郎のリクエストでビクトリア・メモリアル・ホールの前にある「ラッフルズ像」へ。

ラッフルズ卿は英国の植民地行政官で、シンガポールに貿易基地を設立し、自由港宣言を行ったことで有名です。
イギリスによる植民地化が始まってすぐのころは、シンガポールの人々は漁民として生活するのがほとんどでした。ラッフルズ卿がいち早く貿易の重要性に気づき行動したことで、現在のシンガポール港はハブ港として重要な地位にいるのです。

他にも、街中を歩いていると「人肉骨茶」の店がありました。

きっとこの看板の人たちが本日の材料なんでしょう。次の材料はあなたかも知れない...。
注)人肉骨茶:バクテーとは、豚のスペアリブをニンニクや漢方スパイス、中国醤油で長時間煮込んで作った薬膳スープ料理のことです。人肉は入っていません。(たぶん)
それはそうと、2カ所を回り、お腹が空いたところで晩ご飯。
一応喫食調査が行われるので、希望すれば船でとることも可能です。
人肉も気になるところですが、「航海中に食べられなかったジャンクフードが食べたい!」ということで、バーガーキングへ。

どこでも変わらない味。おいしかった。
ところで、この手のシンガポールの店では使用後の席は片づけることが法律で定められています。
それにならって、退店時にトレーを片付けようとしたが、店員の方にそのままにしておいてよいと言ってもらったため、お礼だけして店を後にしました。
これが制服特権かと感じた瞬間でした。

あとはその辺をふらふら歩いていると、ダイソーを見つけました。
日本だと100円均一ですが、シンガポールでは2.18S$均一(約250円)でした。
部署作業で必要な呼子笛をなくしたのでここで購入。
場所がわからなかったので、店員さんに「I am looking for a whistle.」と伝えましたが、whistleの発音が悪くて全く違うものを案内されました。
写真を見せたら一発だった。
ということで1日目の上陸は無事終了。
1/20 午前自習 午後バスツアー 夕方上陸
シンガポール停泊2日目。この日の日中はバスツアー。
奇数班と偶数班で午前・午後に分かれ、タグボートやパイロット(水先人)業務を行っている現地の会社を訪問しました。
COLUMN:
パイロット(水先人)とは、入り組んだ港で操船上のアドバイスを行う、いわば港のエキスパートのことを指します。
航空機のパイロットよりも船のパイロットの方が歴史が長いのである。
私の班は午後組だったので、午前中は散歩上陸!!パイロット(水先人)とは、入り組んだ港で操船上のアドバイスを行う、いわば港のエキスパートのことを指します。
航空機のパイロットよりも船のパイロットの方が歴史が長いのである。
と行きたいところですが、8時から11時まで課題研究でした。
折角シンガポールまで来てるのに、船内で自習かぁ……と正直もどかしかった。
しかし、士官もバス見学について行く役と、船で学生を見ておく役とあることから人手がカツカツで、上陸でもさせたら混乱を引き起こすことは冷静に考えればそうだった。
ということで、ようやく午後からバスツアー。

なんか見たことのないメーカー(恐らく中国製)の観光バスに乗り込み、見学先へ…
バスの運転手さん裸足やんけ(困惑)
現地に着くと、会議室の様なところに案内され、見学の注意事項と、見学する施設の概要を教えてもらいました。
説明は もちろん全て英語!
断片的にしかわかりませんでしたが、メモを片手に理解できた単語を書き取っていき、周囲の友達と「たぶんこんなことを言ってるのだろう。知らんけど」という感じで理解していきます。
「許可のない写真撮影は禁止だ」ということと、「弊社のトイレから観る港の景色は素敵だから是非写真を撮ってくれ」という話をしていました。が、脳内補完で「トイレで写真を撮るな」と言っているのだと勘違いし、当たり前だろと思ったりしてました。
勝手な意訳は危険。

↑トイレからの眺め(シンガポールのコンテナバースが見られる)
この様に、なんだか理解できているのかできていないのか、あやふやな状況ですが、スタッフの方の「OK?」という問いに「OK!!!」と元気に答えて見学開始です。
最初に無線室(?)を見学しました。ここではパイロットを要請する船舶とVHF無線電話でやりとりをし、パイロットの乗下船場所の指示、到着予定時刻の把握、パイロットラダーの高さを指定したりといった業務を行っています。
シンガポールパイロットは一人一台タブレットを持っていて、この端末で本部とやり取りしたり、他船のパイロットとやり取りしています。
日本のパイロットはというと、専用のトランシーバで本部や他船のパイロットとやり取りしているので、大きな違いといえます。
次に、タグボート着き場を見ました。
いっぱい泊まっています。
最後に社内菜園を見学しました。
シンガポールは土地が少ないので、屋上を少しでも活用して食べられるものを育てているようです。
港湾施設見学が終われば、一度帰船ののち散歩上陸です。
2日目の今日はチャイナタウンを見に行こうということで、昨日同様に釣り太郎、Kくんの3人で向かいました。
チャイナタウンへは、HarbourFront駅からMRTのNorth East Lineに乗り2駅目のChinatown駅で降ります。わかりやすい。
これがチャイナタウン。この時期は中国の正月「春節」前だったので、街中の至るところに正月の装飾がされていました。

鳥。くちばしが黄色でかわいい。

中国人街の屋台で晩御飯にそれっぽいものを食べました。
先に行ったバーガーキングはパネルで注文する方式だったので、初の口頭での注文。
商品名が伝わらなかったらどうしよう...とか思いましたが、親切なことに番号が振ってあったので店の前にいた人に「I'd like to No.〇」と伝えました。
あれ、なぜか伝わらない。気まずい雰囲気。。。すると料理をしていた大将から「その人はお客さんだよ」と。どーりで。
屋台の周りにはお客さんだけでなく、井戸端会議をしている人たちも多く。屋台の人もただの私服なので見分けが難しかったです。
これはFried oysterというもので。牡蠣と片栗粉らしきものと卵を炒ったようなものでした。

また、帰りがてらHarbor Frontにあるpivo townというショッピングセンターに立ち寄り、スーパーマーケット、もといハイパーマーケットに寄ってきました。

やはり店内はお正月仕様で、スプライト、コカ・コーラ、ルートビアの詰め合わせが売っていたり

日本の鍋のもと

日本のアイス

日本のビールが売られていました。
まだ二日目だったのと、馬鹿みたいにレジが混んでいたので買い物は諦めて船に向かいました。
さすがに晩御飯がフライドオイスターでは足りなかったので、Harbor Front Centreにあった吉野家で牛めしを買いました。
船の中で食べようと思い、出国ゲートをくぐりましたが、肉製品の持ち出しということで止められかけました。
結果、肉製品をシンガポールに持ち込むことはアウトだけど、持ち出すことは問題ないということで無事に牛めしちゃんを持って帰ることができました。
日本の味。うまし。

1/21 終日上陸
シンガポール停泊3日目。この日は朝からリトルインディアというインド人街を見物に行きました。
つり太郎君も誘いましたが、釣り堀にいったのでK君との二人行動です。
リトルインディアへは、Harbor Front駅からMRTの北東線(NE line)に乗り、5駅目のLittele India駅で降ります。
K君はインドに行ったことがあるらしく、リトルインディアを「きれいなインド」と表現していました。本場はあまり衛生環境がよろしくないらしい。

また現地では信号を守る人などいないため、信号を守る人々を見て「さすがシンガポールは違う」と関心を...と言ってる傍から赤信号を行くインド人。平常運転です。
インドといったら仏教。ということで、寺にきました。

境内は土足厳禁。
靴を脱がずに入ろうとしてしまったら、「Hello, sir. Please take off your shoes.」と、入口にいる土足警察に注意され脱ぎました。
靴盗まれたらどうすんねんと思いつつ、「郷に入っては郷に従え」ということで靴下で上がりました。
下駄箱に靴を入れている際に気づきましたが、他の観光客には「Hey you‼ remove your shoes.」とか言ってたので、やはりここでも制服の力を感じました。
別の場所にあったモスクも見学

ここも入口で靴を脱ぎました。
聖職者らしい人が丁寧にいろいろ説明してくださったのが印象的でした。
これは制服だからとかではなく、ただの観光客の人にも同じ対応だったのでなんだか感心してしましました。
一緒にいた海外旅行経験豊富なK君いわく「寄付を執拗に求めてこないところが民度高い」といっていて、なるほどと思いました。
お昼ご飯のためにホーカーへ。
ホーカーとは、現地の屋台のことなのですが、目指しているときはホーカーという施設があると勘違いしていました。
確かにホーカーセンターという最大の屋台村も存在していますが、ホーカーはシンガポールのいろいろなところにあります。
そうとも知らず「ここがホーカーか?」『いやあっちかも知れない』というやり取りをしていた私たち。
「よくわからないけどここでいいか!」と昼飯を取り始めたときに、ホーカーが屋台の総称だとやっと勘づきました。遅い。

ビリヤーニ。お肉はチキンとマトンから選べたので、マトンにしました。日本の中華料理屋でもよく出るようなエビせんべい付き。
お米は細長く多少モゴモゴしてましたが、結構おいしかったです。

ついでにココナッツが売ってたので試しに飲んでみましたが、これはあまりおいしくなかったです。
とても薄いヨーグルト風味の水みたいです。

ついでに市場のようなところもみました。
Kくんがインド人ぽい服を求めていたので、一緒に探していました。が、どれもペラペラなものばかりで、引っ掛けたら破れてしまいそうでした。

すこし立ち止まっているだけで営業をかけられます。困ったら「I'll come back later.(またあとできます)」と言って逃げましょう。
次に、お土産をみるためにOrchardへきました。
Orchardには、百貨店があります。

伊勢丹

高島屋
ここに来たらお土産はなんでも揃う、そう思っていました。
しかし店内にあったのは

ROYCE(北海道の有名な生チョコレート屋)

千疋屋総本店(東京の有名な果物屋)

スシロー(日本の有名なお寿司屋)

日本産のメロンやトマト
...どれも日本のものばかりじゃないか
百貨店の外でも...

サイゼリア(ミラノ風ドリアは4.9S$≒600円)

Ninja Foodyとかいう日本製か怪レい調理器具

象印の炊飯機

じゃがぽっくる(北海道土産で有名)

東京バナナ(なぜか冷蔵)

長崎県産のいちご

カルピス
ところで、カルピスをよく見ると「NURTI-GRADE」のラベルが貼ってありますね。
このラベルは、シンガポール特有の糖尿病対策で、飲料に含まれる砂糖、飽和脂肪酸含有量を示したものです。
Aがもっとも少なく、一番多いDになると街中での広告が禁止になります。
コカ・コーラは人工甘味料のものしか売っておらず、街中にも広告を張っています。
ちなみに今後は飲み物だけでなく、塩やソースなど調味料であったり、インスタント麺、食用油にも表示が義務付けられていくらしいです。
よっぽど健康問題が深刻なのでしょう。

とりあえず、TWG(シンガポールの有名な紅茶屋)で紅茶を買い、次へ。
K君オススメのジョリビーへ行きました。

ジョリビー(Jollibee)とは、フィリピン最大の国民的ファストフード店で、ハンバーガーやフライドチキン、スパゲッティなどが売っています。
アジア各国で人気ですが、日本にはまだ店がありません。

私が頼んだホットドックとマンゴーピーチパイ。
本当はバーガーとかスパゲッティとか頼みたかったけど、ビリヤニでまだお腹いっぱいだった。
友人とはここらで解散して、私は航空博物館へ向かいました。
友人が向かった地点については深く言及しませんが、これが何かは恐らくそのうちわかることでしょう。
私が唯一知っているのは「ミルダケ、タダ」ということだけです。
つく頃には既に閉館時間であることはわかっていましたが、やけくそです。
現地の軍用機を一目みてみたいのが航空ファンというものです。
ということで、徒歩でどれだけ歩いたかわかりませんが航空博物館。

ゲートガード機としてE-2が飾られています。次来るときは入館したい。

近くには、Singapore Civil Defence ForceのHQ(本部)がありました。
軍というより会社っぽい。
この建物の奥の方に滑走路があるみたいで、F-15戦闘機などが飛んでいましたが、下手に白制服を着て軍用機撮影などすればスパイとして極刑に処されそうなので、自粛しました。
さすがに帰りはバスに乗りましたが、ちょうど帰宅時間と重なったらしく、シンガポール軍の作業服を着た人と一緒にバスを待つのは気まづかったです。

↑バス停に飾られていたシンガポール軍の広告
いろいろ歩き回ってつかれたけど満足の一日でした。
一日中上陸できたのはこの日だけです。
ちなみに、帰りはTai seng(大成:CC11)からMRTに乗ったのですが、いつもの北東線(NE line)に乗り換えすればいいものを、マリーナベイ方向にそのまま環状線を海岸線に沿って乗ってしまいました。
帰船時間が危うくビビりました。
みんなは気を付けよう。
1/22 午前自習 午後 食料積み込み 夕方上陸
シンガポール停泊4日目。明日は出港なので、今日が上陸の最終日。朝からさっさと上陸したいところでしたが、食料の積み込みが何時から始まるかわからないことがあり、朝から自習でした。
せっかくの最終日なのにーーーーーー
食料の積み込みはいつも通り、千鳥になってバケツリレーで運んでいきます。
(片側だけでなく両側に人を配置することで、一人一人の可動域を180度→90度にすることができる。)
復路の食料になにを積み込んでいるのかわかるわけですが、普段食べるような人参、ジャガイモ、ブロッコリーなどといった野菜のほか、現地の果物や、ジュースを積み込みました。
これら現地の果物とジュースには後々苦しめられることになりますが、それはのちのお話...
さてラスト上陸は、まだ食べられていなかったシンガポール名物「海南鶏飯(ハイナンケイハン)」を食べにいきました。

ニンニクで味付けされたご飯の上に、ぷりぷりの鶏肉と醤油ベースのソースがかけられています。
おいしかった。
味変用に辛いソースもあり、こちらも美味でした。
付け合わせの野菜は食べ手の技術が試されます。
帰国後に知りましたが、カ〇ディーに行くと、海南鶏飯のもとが売っていて、再現度・味ともに良かったので気になる人は試してみてください。
もう一軒、こちらもシンガポールで有名なパンダンカヤトーストです。

カヤジャムという、ココナッツからできたジャムが塗られたトーストで、パンはサクサクです。
セットで注文したら、謎のどす黒い色のソースに浸かった半熟卵も付きましたが、のせて食べるのが正解なのかよくわかりませんでした。
色のわりに辛いこともなかった。謎。
カヤジャムはおいしかったから、カル〇ィーで買って家で作りたい。
他も最後なのであまり遠出はせず、例のpivo townにあるハイパーマーケットや、ドンドンドンキで買い物をしました。
写真が残っていないので。なにを買ったかあまり覚えていませんが、母から注文されていたドリアンチップも入手...
あとでよくみたらドライフルーツだった。
最後に、Harbor Front Centre内にあるマクドナルド屋で春節バーガーを買いました。

↑絶望的に写真が下手。
普段のバーガーとは違い、楕円形のバンズに楕円形のハンバーグと目玉焼きなどが入っています。
照り焼き風のソースがおいしかったです。また食べたい。
これで、楽しかったシンガポール上陸も終わりです。
明日はいよいよ出港。実習もラストスパート。
記事を書いていていろいろ思い出しました。シンガポールまた行きたいなあ。。
その他の体験談
このブログの掲載に係り、他の人からもエピソードを募集してみました。――――――――
NAVYと間違えられる
白制服で歩いていると、道行く人から声をかけられます。
道案内を頼まれたり、たまに日本人から話しかけられることもありますが、一番多いのは「Are you NAVY?(お前は海軍か?)」です。
もちろん僕たちは商船の士官候補生であり違うため、「No, I am merchant ship's cadet.」と答えるわけですが、あまりにも聞かれる回数が多いのと、Merchant ship(商船)というのがイマイチ伝わりづらく、最終的には「Yes! I am NAVY!!」と答えていました。(本職の方、すみません...)
ノリと勢いに一定の評判のあるT高専のS君は、マーライオン公園にいると黒人の観光客から急に謎の号令をかけられたらしいです。
敬礼をされたので、答礼するとニコニコして去っていったらしいです。
文面だけ聞くと謎が多すぎて、その場に居合わせたかった...。
――――――――
M実習生 ミルダケ、タダでぼったくられた
例の「ミルダケ、タダ」のお店でミルダケに留まらなかったM実習生(一応言っておくが森永のMではないし、つり太郎の本名のMでもない)は、遊び終わったあとに、基本料50S$のところお小遣いが欲しいとせがまれ、追加で30S$払ってしまったらしい。
本人曰く「払わなければいけないものだと思って払ったが、どうやら騙されたようだ」と言っていたが、自身の英語力を磨いてもらう他ならない。
M実習生に関しては、その腹いせにもう一軒いったらしいが、そこでもぼったくられかけたらしい。
そこでは「I am student」といって金がないことを暗にアピールして切り抜けたらしいが、彼はなぜ騙しにかかられるのか。
その原因を探るべく我々はアマゾンの奥地に向かった。(続く...わけがない)
――――――――
得体のしれないジュース(ピンクと紫の中間)
T高専のS君が飲んだという得体のしれないジュース。
なにこれ?と思いつつも、わからんけど頼んだら屋台の店主に「You have a sense!」と褒められ、ココナツミルクをトッピングしてもらった。
ピンクと紫の中間みたいな色で、得体が知れず...
美味かったけど結局なんだったのかジュースの正体を知りたい。
ちなみに写真はないそうです。(撮っておけよ)
情報をお持ちの方はコメント欄まで。
つり太郎日誌(シンガポール釣り堀編)
1月21日(シンガポール停泊 3日目)この日シンガポール北部のD'sbest Fishingという釣り堀に行った。
グルーパ(ハタ)、スナッパー(タイ)、マナガツオみたいな魚がルアー、餌釣りの両方でで釣ることができるという日本ではあまりないような形式で、ここで釣った魚は持ち帰ることができる釣り堀であった。
支払いが現金のみであったが、少し金が足りずこのことを話したら4ドルほど負けてもらった。
しかし、釣ることはできなかった。原因としては針にひねりがついておりよほどいいフッキングができない限りかけれないというふざけた針であった。この時フロントに行き、「この針は出来損ないだ、新しい針に変えてくれと」美味しんぼ風に言えばよかったと思った。
結果的にボウズであったが、得られたものは多く一つに海外のアングラー(釣り人)に釣りの話をできたということで最初「釣れましたか?」と聞きそこから世間話そして釣りの話をするという日本で使う流れを使って中華系のシンガポーラーに話すことができた。
そのため、76ドルの価値はあったといえます(この金があったらゲイランや釣具屋で釣り具が買えたが別に強がってはいない。)
1月23日(シンガポール停泊5日目、出航日)
この日シンガポールを出港した。この日昼食の片づけのために帽子を居室に取りに行った際パーサーからシンガポールの釣具屋でトローリングの仕掛けを買ったと自慢された。
このとき、昨日シンガポール国立博物館に行かず釣具屋行っとけばよかったと後悔した。
最新の記事です。
コメント欄
1. 森永
2025年12月13日 20:49
https://verymicrosoft.com/blog
コメントしてね!次回は後輩たちがシンガポール出航するまでにはあげたい。(予定ではなく願望)
2. Alexa
2025年12月13日 20:56
こちら制御室実習生
面白そうやな、やること少ないけど()
3. Alexa
2025年12月14日 00:53
こちら制御室実習生
そういえばシンガポールってそんなにレート開かないんだよね、ここで一つFXあるある。
・初心者は、昼からニューヨーク時間前までのレンジ相場を落としがち。
ありゃした
・初心者は、昼からニューヨーク時間前までのレンジ相場を落としがち。
ありゃした
4. 森永
2025年12月14日 08:25
>>3
経験談かな
経験談かな
5. あー終わりです
2025年12月15日 00:30
ブログ拝見させていただきました。5ヵ月間の航海実習が昨日のような感覚になりながら熟読しました。当時の私は「航訓なんて嫌だ」と感じてましたが、今となってはいい思い出です。(二度と乗りたくないけど笑)次の半年は青雲丸に乗るのが一般的ですが、運よく大成丸に乗りたいです。せっかくなら(帆船はいやだけど
6. うるし
2025年12月15日 02:52
ドリアン、ダメゼッタイ。
食べるなら外でお店や…地下鉄に持ち込んだり、船で食うとやばいぞ地獄を見る……
食べるなら外でお店や…地下鉄に持ち込んだり、船で食うとやばいぞ地獄を見る……
7. 森永
2025年12月15日 08:40
>>5
乗ってる当時はしんどかったけど、終わってみると全ていい思い出ですね。
帆船なのに帆走できなかったのがもどかしかったです。
大成は4級を目指す方々が乗ることが多いので厳しい気もしますが、綺麗な船に乗りたいですね…。
乗ってる当時はしんどかったけど、終わってみると全ていい思い出ですね。
帆船なのに帆走できなかったのがもどかしかったです。
大成は4級を目指す方々が乗ることが多いので厳しい気もしますが、綺麗な船に乗りたいですね…。
8. 森永
2025年12月15日 08:43
>>6
地下鉄や公共交通に持ち込んだらもれなく罰金だもんね。
そういや、日本丸にドリアン持ち帰って学生居室で食べてた奴もいたな。
ガス漏れみたいな匂いして殺意湧いた思い出…。
地下鉄や公共交通に持ち込んだらもれなく罰金だもんね。
そういや、日本丸にドリアン持ち帰って学生居室で食べてた奴もいたな。
ガス漏れみたいな匂いして殺意湧いた思い出…。
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