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航訓乗船記【6日目】

【No. 9 |更新日: 2024-03-06 23:24:16】

【タグ】: 航訓, 揚投錨, 船内生活

6日目
結構慣れてきたけど、同室の人たちは大分疲れてそう。 張り切って筋トレするから…
昨日の夜から風が強くなってきて、錨泊中の船内も少し揺れるように。

今日は午前中に航海当直についての座学を受けました。
ちなみに、船内でもテストがあるようで高専とおなじく60点以上とらないといけないみたいです。厳しい。

午後は4日間錨泊していた須磨海浜公園の沖を離れて大阪港沖に移動、錨泊をしました。
我々の班はおもて(船首のこと)配置で錨の巻き上げ・スタンバイアンカー・投錨を担当し、昨日の分団実習で習ったことを使って作業しました。

手順としては
<揚錨>
右錨を8節水中に入れた状態(錨泊中)

左錨スタンバイ(万が一の時船を止めるために用意)

右錨を3節まで巻き上げる。

右錨を完全に巻き上げる。

左錨を納める。

<投錨>
右錨スタンバイ

左錨スタンバイ

左錨レッコ

6節オンコントローラー状態

ブローとアップアンカー(錨の爪が海底をかいた状態)

の流れでした。

いろいろな用語がありますが…
スタンバイ:錨を少し出した状態にして、ブレーキを緩めたら錨が落とせるようにすること。

レッコ:Let goの略らしい。投下するの意。


錨にはシャックルマークというものがあり、これを見ると錨が今何節目かわかるようになっています。
船橋から◯S.S.(Shackles) in the waterもしくはon controllerという指示がくるので、「in the water」と言われればシャックルマークが水面に来るまで、「on controler」と言われればコントローラーのところにシャックルマーク来るまで錨を伸ばす様にします。

晩御飯コーナー
3月6日の晩御飯
…スープを入れすぎて運んだときに少しこぼしてしまった……。
今日はイカ焼き、白身魚のフリッター、粗汁と魚尽くしでした。
港を離れて時間が経ってきてるからか、量が少し減ったような…?
錨地を移動してから電波が入りづらくなったし、こういうところで陸が恋しいなと感じるところ。

船内生活についてもう少し
ご飯の食器の片付けの方法について紹介します。
①まずはご飯を食べる。
②ゴムベラを使って果物の皮や魚の骨、タレ、食べ残しをバケツに捨てる。
③水ですすぎ、水筒を洗うときに使うようなスポンジで擦り汚れを落とす。
④司厨員さんに食器を渡す
⑤お盆を拭く

この作業がなかなか混み合います。
途中、ご飯を取る人の列とご飯を返す人の列とが交差して余計と混雑するので、ご飯は早めに食べに行って早めに片付けるようにすると楽です。