航訓乗船記【17日目】

17日目
朝から投錨スタンバイ
今日は0-4直の後なので朝食も朝の整列もなく「錨地まで5マイル」の放送がかかるまで寝てます。
入港S/Bの配置は機関室下段。

手順はこんな感じ

①主機ターニング停止
　↳暖気作業で行っていたモーターでのターニングを停止します
②始動空気系統確立
　↳主機始動時に使う圧縮空気が溜まっている槽からバルブを開けて経路を確立します
③補助ブロワ始動
　↳主機に燃焼用の空気を送り込むためのブロワーを始動します。
④主機エアランニング
　↳始動空気で一度主機を空回しして水滴などを飛ばします。
⑤主機始動
⑥主機試運転(OFF-COMB)
　↳プロペラピッチ角を直接制御する方法で主機の試運転をします。
⑦操縦モード切替「OFF COMB」→『CPP F/UP』
　↳プロペラピッチ角がエンジンテレグラフに沿って動く(Follow Upモード)で試運転をします。
⑧暖気蒸気弁閉鎖
　↳冷却海水を温めるために開放していた蒸気弁を閉鎖します。
⑨ボイラ水循環ポンプ始動
⑩主冷却水ポンプ流量調整弁全開
⑪シーチェスト切替
(R/UP Eng.)
⑫バウスラスタ電源OFF
⑬発電機解列、単独運転
　↳2機並列で運転していた発電機を単独運転にします。
⑭予備発電機停止
⑮主機増速開始
⑯排ガスエコノマイザバイパスダンパ閉鎖


S/B後は自由時間
このあと天気が悪くなる予報だったこともあってか、周りも錨泊船が多かったです。

午後は海洋環境保護についてと安全管理演習をしました。
海洋環境保護の方は、いままで怖そうと思ってた士官の授業だったけど意外と面白い人(失礼)だなと感じました。
安全管理演習は用意された写真をみてKYT(危険予知トレーニング)をしました。

午後の課業が終わったら寝ます。
夜航海明けでみんな疲れてました。

起きたら晩御飯の時間。
今日は角煮でした

ご飯が進む

2日間の夜航海を終えて感じたのは、4時間毎のワッチはそこまでキツくない(4-8になってくるとキツそうだが)けど、スタンバイがあると寝れなかったりするのでそこが辛かったです。